すっとこどっこい

あることないこと

伝統厨のこと

諸君、私は伝統厨が嫌いです。

運動部に所属していたからか、中高の時はそんな人たちが周りに沢山いました。

 

 高校の時は、マラソン大会で必ず一位をとること、というものがありました。

ちなみに私が所属していたのはバスケットボール部です。

高校にはもちろん陸上部もあります。

しかし何故か毎年女子の一位は我がバスケ部だというのです。

十年以上、もしくはもっと古くから続いていた伝統のようです。正直、真面目に話を聞いていなかったのでよく覚えていません。

そんなところに力を注ぐ暇があったら、違う努力をすりゃあいいのに(弱小チームなんだから)と思っていました。

周囲からのプレッシャーというのは嫌なものです。自分が納得していないのなら尚更。

私は大会の一週間に松葉杖を装備する騒ぎとなり欠場しました。

まあ私がいようがいまいが、中長距離で都大会に出場した陸上部の女の子が一位をとることには変わりがなかったでしょう。

それが正しい姿だとも思いますし。

 また、部活にはOB会というものがありました。

もう字面だけで嫌です。

すでに所属を離れた集団の、それも知らない人に先輩ヅラをされるほど不快なものはありません。

そこにももちろん伝統がありました。

その年に卒業する(=OBとなる)人たちにA4一枚分記事を書かせてそれを冊子にするというものした。

私は問おう。誰得だ。

もちろん冊子は余ります。だって、見ず知らずのガキの思い出話を誰が読む?

加えて、受験中の子たちに記事を書かせ、その一つ上の先輩が回収し、印刷をし製本するという、大変タチの悪いものでした。

もうやめちまえ、と私は吠えました。

しかし、伝統というものは人によっては法のようなものです。

結局冊子は作られ、余りました。

多大な労力を要するゴミほど悲しいものはありませんよ。

 

 私が決定的に“伝統”が嫌いになったのは更にさかのぼって中学生の時です。

同じ部活の生徒は伝統厨で(もちろん当時こんな言葉は使いませんでしたが)、先輩が大好きだからか、媚びを売りたいのか、バカだからか、二言目には「伝統を継いで」と言う子でした。

彼女は何でも「継ぎ」ます。

キャプテン、センターなど役職やポジションはわかります。継ぎましょう。

「A先輩はキャプテンでこういうキャラだから甲(私たちの代のキャプテン)はそのキャラを継ぎます」と言います。一件目の事案から意味がわかりません。

「B先輩のキャラはウチが継ぎます!同じポジションなので」もう勝手にしてほしいところですが、問題がありました。

私たちの代は四人しかおらず、先輩は八人ほどいたのです。どうする伝統厨。

「甲はキャプテンだからA先輩、ウチはB先輩が好きだからそれ。」そうするとまぁ、他の影が薄めの先輩のキャラ(といっても薄い、というかよくわからない)が沢山残りますね。

さすがに余らすのを失礼に思ったのか、あとの六人を適当に私たち二人に振り分けたのです。

だからバカは嫌いなんだ。

…なんの話でしたっけ?

まあ、散々大騒ぎしていましたが、バカだから先輩が引退してすぐ忘れていましたけどね。

そして我々は伝統を濃く受け継ぎ、弱小チームとして試合で負け続けましたとさ。