すっとこどっこい

あることないこと

俺とお前と涙とタウリン

去年の6月に書いたらしい下書きが出てきたので、

就職活動に翻弄される哀れな女学生のリアルをご覧ください。

 

 

具合が悪かったのがケチのつきはじめでした。
タウリン2000mg配合の栄養剤を飲んで出陣したはいいけれど、
朝から電車が遅延しておりました。
いつもより多い人の中、何を思ったか老女に席を譲った。
具合が悪いのに馬鹿な話です。
最寄りを降りたが随分歩く。
踏切に二本引っかかる。
時間は迫ってくる。
タイトスカートにパンプスで走る走る。
やっとたどり着いたそこには何もない。
どういう勘違いをしたのか、
説明会会場と違う住所にむかっていたのです。
もう間に合わない。
詫びのメールをなんとか打つ。
全身汗でドロドロ。
息は上がり、髪はボロボロ。
情けない。
具合が悪い。
初めてすっぽかした。
どうしてこんなことになった。
死のう。
飛び降りようとホームへむかったが、生憎電車は行ってしまった。
次にしよう。
待っているうちにいよいよ気持ちが悪くなってきた。
立っていられない。
走って酸欠にも貧血にもなっている。
しゃがみ込むともう駄目だった。
喉から引き攣れた声が出る。
呼吸がままならない。
涙がボタボタ出る。
老女が声をかけてきた。
今日は老女日和かな。
白くなっていく頭のどこかでくだらないことを考える。
駅員さんが来た。
立てない。
過呼吸になると手足が痺れて硬直して使い物にならなくなる。
生まれて初めて車いすに乗る。
私の少し前に車内でぶっ倒れた人がいたらしく、
駅員室をたらい回しにされる。
この駅にとっては災難な日だ。
大変申し訳ない。
駅員室で横になっていると手足が回復してきた。
呼吸はまだままならない。
でも忙しそうだ。
顔も髪もぐちゃぐちゃのままホームへ戻った。
もう飛び降りる気はしなかった。
そんな気力すらなかった。
今は全身の筋肉痛に苦しめられている。
特に腰の辺りと足首から脛にかけてが酷い。
でも生きているらしい。
結果オーライである。