すっとこどっこい

あることないこと

にっき

 

歓迎会という名のタダ飯をいただいてきた。
まだ配属も決まっていないのに。
一緒に入社した中途の同期のおにーさんは大変心強いです。
周囲の酒の残量をチェックし、上手い相槌をうち、
意識の高い抱負を述べる。
一方私は隣の代表に勧められるがままに肉をむしゃむしゃ。

いつも昼休みに食堂で「今日はどこの研修?」などと声をかけてくれる人がいてフランクに話していたのですが、
今日の会で取締役だと知りました。
取締役って偉いんでしょ?
学園ドラマの一話で、園芸をしているおじさんが学長だと気付いたようなものです。
就活の面接で会ったので、まぁ偉い人なんだろうなぁとは思っていたのですが。

その中途の同期はめちゃくちゃ社員かどうかを気にするようです。
社員とパートと協力会社の人を見分けたいとボヤいていました。
結論から言うと、無理だそうです。
派遣の人もいますしね。
正直私はどうでもいいのですが…
プロフェッショナルなパートのおばちゃんは沢山いますよ。
まぁ、そういったことに無頓着だから取締役のことを忘れてびっくりする羽目になるんですけどね。

 

ここ何年かでお祈りメールをいくらかもらいました。
就職活動ではなく、普通に、知人から。
「早くいい男を見つけろ」だの、
「強く生きろ」だの、
「幸せをつかんでください」だの。
壮大な無茶振りの理由を考えた時に気付いたのですが、
どうだっていいんですよね、私のことなんて。
就活のお祈りと同じです。
「今後の健闘をお祈りしています」
って言ったって、本当にそんなこと思ってないでしょ?
最近知ったのですが、
嫌われるより興味を失くされる方が余程寂しいですね。

私のことなんて、誰かに早く押し付けたいのですよ、
誰だって。
研修でいろいろな部署を渡り歩いていますけど、いい人ばかりですもの。
逆に言えば、いい人をあてがってもらっているのだと気付きました。
そりゃ、倉庫で迷子になってふらふらしていたり、
台車をガラガラ引きながらフォークリフトの後ろをよちよち追いかけたり、
普通に仕事をしたい人にとっては邪魔この上ないですもの。
そういう人は近づいてこないのですよ。
2、3日しかいないからみんな優しいのですよ。

 

……と、クサっていたのですが、
酒を飲んで(と言ってもグラス半分しか飲んでいないのですが)気が変わりました。
だって、まだ見ぬ嫌な人がいるのだとしても、
優しい人がいる事実は変わらないわけじゃないですか。
ガチガチに緊張している私に飴を握らせてくれた人も、
質問したらとても詳しく答えてくれる人も、
わざわざ私を見つけてこちらへ来て
「頑張りなさいよ」と言ってくれる人もいるんです。
それだって無責任なお祈りかもしれないですけど。
でも私が一番怖いのは興味を失くされること。
そう思うと嬉しいです。
いい人がいる会社でよかった、と思います。

 

 

一緒にご飯を食べる人も、愚痴やくだらない話をする人もいないけれど、
私は何とかこの町でやっていけそうです。